TOEICリスニングが早いと感じる方へ リスニング力を向上させる「意味理解」とは!?
どうも、谷町グリーンです
本日も前回に引き続き
英語の「リスニング学習法」について書きたいと思います。
本日のテーマは「意味理解」です。
「意味理解」というと
「なんだか難しそう」と思われる方もいると思いますが
全然そんなことはありません。
英会話を上達するためには重要な概念になりますので
ぜひ今回の記事で理解を深めていただければ幸いです。
では早速「意味理解」について知識を深めていきましょう。
トピックは下記です。
では、早速書いていきます
1.英会話をする時の脳のメカニズム
まず最初にリスニングをする時の脳のメカニズムについて
簡単におさらいをしたいと思います。
下記の絵の左半分を見てください。
(↑英語学習2.0より抜粋)
上の絵はリスニングをする際の脳のメカニズムになります。
あなたがリスニングをする際、
脳では「音声知覚」「意味理解」の2つの処理を無意識に行っています。
まず1つ目の「音声知覚」ですが
これは上記の図を見てもわかるように
耳から音声が入ったときに最初にする処理になります。
音声知覚を簡単に説明すると
音声知覚とは耳から入った音声(英語)が鼓膜に届いた際に
その音声を分析して「何という単語を言っているか」を判断する力です。
音声知覚についてもっと詳しく知りたい方は下記の記事を読んでみてください
そしてリスニングをする際にもう一つ
脳が無意識に行っている処理が
本日の主要テーマである「意味理解」です。
本日はこちらの「意味理解」について
詳しく説明していきたいと思います。
2.意味理解とは
まず、「意味理解」についてどのようなものかを説明します。
「意味理解」とは
「音声知覚」で音を単語として捉えた後に行う処理で
「音声知覚で捉えた単語」を頭の中に映像として置き換える能力です。
上記の説明だけでは理解しづらいと思いますので
以前から使っている「りんご🍎」を使った例で説明いたします
【例】
まず、ここでは皆さんに
英語圏の方が日本人に対して
「アポー(アップル🍎を英語風に発音)」と言う場合を想像してください。
英語圏の方から「アポー」と言われたときに
頭の中で「りんご🍎」がイメージされるまでに
脳では無意識に先ほど紹介した2つの処理を行っています。
処理1:「アポー=アップル」 (音声知覚)
→「アポー」という音声を聴いて単語の「アップル」に置き換える処理
処理2:「アップル=りんご🍎」(意味理解)
→「アップル」と置き換えた後、「りんご🍎」を脳に浮かべる処理
処理2のように「アップル」という単語を認識した際に
頭の中に「りんご🍎」をイメージする能力こそ「意味理解」になります。
受験勉強で英語の長文読解をした方は思い出してみてください。
あなたは長文を読むときに一文ずつ日本語訳をせず
本文の内容を頭で映像に置き換えながら読み進めていませんでしたか?
この英語を聞いたとき(読んだとき)に
頭の中で画像に置き換えて理解していく力こそが「意味理解力」になります。
そして、この「意味理解力」を高めて
なるべく早く音声を画像として置き換える力が英会話では必要になります。
なぜなら、会話は読解に比べて高速で行われますし、巻戻しもできません。
ですので、いちいち日本語に訳さずにイメージとして捉える必要があるのです。
では、この意味理解はどのように学習していけば良いのでしょうか?
次に「意味理解力」を養うための学習方法をご紹介します。
3.意味理解の力を伸ばす勉強法
意味理解を伸ばす学習法としては、
英語の文章を大量に読む という
所謂、「多読」が効果的な学習方法になります。
「多読が有効」と聞いたときに
「ひたすら英文を読むなんて、普通だな〜」って思われたそこのあなた!
ただ英語を漠然とたくさん読むだけでは
「意味理解力」は養われません。
「意味理解力」を養うためには適切な方法がありますので
ここからは効果的な多読を行う方法をご説明します。
4.効果的な「多読」の学習方法
まず最初に多読を行う際のオススメ教材を紹介します。
私のオススメ教材は「ラダーシリーズ」です。
(特別にこれを使いたいというこだわりがない方はぜひラダーシリーズを活用ください)
オススメの理由は2点あります。
理由①:日本人に馴染みのある題材の本が多く、学習していて楽しい
理由②:シリーズが多彩なので自分のレベルにあった教材が選べる
下記に私が英語学習を始めた際に使っていた教材を載せておきます。
何を選んだらいいかわからない方は、ぜひ下記の教材を使ってください。
次にラダーシリーズを使った
多読の効果的な学習方法を説明します。
ただ漠然とラダーシリーズを読むだけではもったいないので
下記に紹介する「3つルール」を必ず守ってください。
ルール① 返り読みをしない
英会話は基本的に一度進みだすと止まってくれません。
ですので、多読の練習をする時も「返り読みは禁止」です。
意味がわからない部分があってもどんどん読み進めていき、
大意をつかみながらスピードを意識して読み進めてください。
ルール② 1冊読み終わるまでにかかった時間を記録する
学習をする際は毎回時間を測ってください。
そして本を読み終わったときにかかった時間から
WPM(1分間に読める文字数)を算出してください。
(ラダーシリーズでは本1冊の文字数が分かります)
あなたが意味を理解できる範囲で読み進めれるスピードが
英語を聞き取れるスピードになります。
WPM(1分間に読めるワード)について参考になるデータがありますので
下記を目安に自分の実力値と目標を設定する際に活用してください。
上記のようにWPMを算出して定性的に自分の実力を計測するようにしましょう。
(※定性的に計測することでモチベーションUPにも繋がります)
ルール③ 全て読み終わった後に日本語訳を見て、内容の何%理解できたか振り返る
これを行う目的は「自分の理解度を確かめるため」です。
例えば、皆さんがすごい早く1冊の本を読み終えることができたとしても
正しく意味を理解できている部分が50%しかなければ英会話では通用しません。
読み終えた後にしっかりと自分の理解度を確認することが
あなたの効果的な学習につながりますので
必ず読み終えた後には理解度のチェックを実施してください。
(※全体の意味を70〜80%理解できる程度が1つの目安です)
以上が多読をする際に守っていただきたい
3つのルールになります。
上記のルールを守って学習を実施してみてください。
私の経験では10冊くらい読んだ頃には
随分と実力がついたと実感できたので
まずは10冊を目標に学習を開始することがオススメです。
以上が今回の「意味理解」についての学習方法になります。
いかがでしたでしょうか。
皆さんお英会話学習に少しはお役に立てたでしょうか。
今回の記事が皆さんのお役に立てていれば幸いです。
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